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2020/11/18

嗅覚情報を比べ・例える、世界初の五感力を高める感性教育プログラム!小学校低学年「生活科」向け「カオリウム実験教室」体験会レポート

セントマティックは、小学校低学年の必修教科「生活科」の研究をリードしてきた愛知教育大学・野田 敦敬学長監修のもと、科学教育を行う株式会社リバネス(本社:東京都新宿区、代表取締役グループCEO:丸 幸弘)と協力し、香りと言葉を相互に変換するAIシステム「 KAORIUM (以下、カオリウム)」を活用した、小学校低学年「生活科」向けの新しいプログラム「カオリウム実験教室」を開発しています。

感性を育むことができる五感情報の多くが視覚・聴覚で占められています。日常生活で意識することが少ない嗅覚は、言語情報を使うと効果的です。「香り」を意識して「言葉」にしていくことで左右両脳が活性化し、認識しずらいと感じられる嗅覚情報が、より明確に意識されるようになります。

野田 敦敬学長からは、教育現場での今までにない感性教育として新しい活用ポテンシャルに期待を寄せていただき、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、教育現場や小学生の生活が一変する中、変わらずに日々の生活の中に必ずある「香り」に着目した世界初の香りとAIシステムによる新しい教育プログラム「カオリウム実験教室」の本格実施に向けて、愛知教育大学・野田 敦敬学長や現場の学校教員等の教育専門家からのフィードバックを頂くための体験会を10月25日(日)に実施しました。今回の「カオリウム実験教室」体験会では、教育分野に精通する6名の教育者・専門家をお招きし、実際に小学生が体験するワークショップの体験と意見交換会を行いました。

「カオリウム実験教室」は、小学生の生活科教育の一環として、嗅覚情報を「見つける、比べる、例える」ことを目指します。具体的な方法として、まず学校の中の嗅覚情報を見つけてもらってから、香りキットとカオリウムを用いて、香りを言語化することで嗅覚情報を比べ、例える。この活動を通して、子供たちに嗅覚情報が五感情報から見える世界を広げてくれることを知ってもらうのが目的です。副次的な効果として、嗅覚情報を言語化したときに個人差が生まれることを知ってもらい、個人差を楽しめる心を育む多様性・ダイバーシティ教育も狙っています。

学校にある“香り”を探検して見つけよう――フィールドワーク型ワークショップ

前半は、小学校の香りを子供たちが見つけ出す、フィールドワーク型のワークショップを体験いただきました。小学1・2年生が体験することを考慮して、体を動かしながら学ぶことができる、小学校低学年でも飽きないような工夫をしています。今回の体験会では、実施会場を小学校の教室や図書館に見立て行われ、参加者は、図書館の本の香りや、マジックの香りを嗅いで、どのような香りかを紙に書き出して行きました。自分たちが見つけた香りを紙に書き出し、ふせんに書き出し、ホワイトボードに貼られた小学校のマップに貼ることで、小学校のにおいマップを作成しました。このにおいマップを作成することで、自分たちが見つけられなかった香りに気づくことができ、さらに同じ香りでも言葉の表現があることに気づくことができます。

自分の感じた”香り”をもっと言葉にしてみよう――子供の表現力が身につくグループ・ディスカッション型ワークショップ

後半では、参加者に「カオリウム実験教室」で使用される予定の6種類の香りを嗅いでいただき、感じた香りを言葉にしていく、グループ・ディスカッション型のワークショップを体験いただきました。「スーっと」「スッキリ」など単語で書き出している人もいれば、「錆びた鉄のにおい」「散歩のにおい」「もも色のようなにおい」など具体的に文章にしている人もおり、大人向けの体験会でも、香りを言葉にすることの難しさや、香りに関する表現方法が人と異なることをワークショップを通じて体験いただきました。

今回参加した学校教員等の教育専門家からのコメント

最後に、「カオリウム実験教室」の体験を踏まえた意見交換会を行いました。一部の意見をご紹介します。

  • 季節のにおいに結びつけることで、児童が季節の移り変わりをにおいで感じられるようなプログラムになれば、子供たちの感性教育にとても良い。
  • 1回限りの特別授業ではなく、季節ごとの通年による生活科目で行えるようなプログラムにできる。
  • 小学校低学年だけでなく、高学年向けにも展開できる内容にすることで、小学校生活全体を通じて子供の感性を身につけるプログラムにもなるのではないか。

「最先端の授業になる」――生活科の課題から、愛知教育大学・野田学長からの期待

人間が本能として持つ「嗅覚」については、小学校教育の中で学ぶ機会がございません。生活科の課題として挙げられる“日々の生活からの気付きの質を高めること”、また“生活科での学びを言葉に表現し伝える力”に対して、カオリウムは五感の中でも「嗅覚」という今までにないアプローチで、新しい授業になるプログラムとして期待をしています。季節の変化や生活の中に必ずある「香り」は、1年生の生活科にある「四季の変化と季節によって変わる生活」や2年生の「まちたんけん」の授業の中で、「春の香り、秋の香り」だったり「まちの香りたんけん」だったりと、生命の尊さや自然事象について体験的に学習し、同時に表現力を養うことができます。また、「嗅覚」は人それぞれ感じ方が違います。そのため表現について正解がなく、自分の意見を主張しやすい場をつくり、さらにお互いの違いを共有しやすくなります。

今後、「カオリウム実験教室」は、2021年4月より全国の公立・私立小学校の生活科向けワークショップ型教材として展開する予定です。

本件に関する概要・お問い合わせ、今後の「カオリウム実験教室」へのご協賛やコラボレーションをご検討の企業・団体さまへ

日々の生活の中に必ずある「香り」に着目し、世界初の香りとAIシステムによる新しい教育プログラム開発に挑む教育関係者やベンチャーの取り組みに興味がある方は、ぜひお問い合わせください。

【SCENTMATIC株式会社】
代表者:
代表取締役 栗栖 俊治
所在地:
〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿4丁目22番7号 6階
コーポレートサイト:
https://scentmatic.co.jp
【株式会社リバネス】
代表者:
代表取締役グループCEO 丸 幸弘
代表取締役社長COO 髙橋 修一郎
代表取締役副社長CTO 井上 浄
所在地:
東京本社 〒162-0822 東京都新宿区下宮比町1-4 飯田橋御幸ビル 5階
大阪本社 〒552-0007 大阪府大阪市港区弁天1-2-1 大阪ベイタワーオフィス 6階
コーポレートサイト:
https://lne.st
「カオリウム実験教室」体験会 概要
日時:
2020年10月25日(日)13:00 – 15:00(開場12:45)
場所:
貸会議室名古屋 3F 第7会議室(名古屋市中村区則武1-2-1 カネジュービル)
主催:
SCENTMATIC株式会社
開発協力:
株式会社リバネス
参加者:
・愛知教育大学 野田 敦敬学長
・愛知教育大学教授 加納 誠司氏
・福岡教育大学講師 菅沼 敬介氏
・小学校教師 山下 慎二氏(愛知県豊川市の小学校、修士論文で嗅覚をテーマとする)
・小学校教師 梶田 尚吾氏(愛知県春日井市の小学校、生活科指導の経験有り)
・中学校教師 中村 健太氏(岐阜県可児市の中学校、生活科指導の経験有り)
・小学校主任教諭 根本 裕美氏(元・東京都練馬区の小学校)
・SCENTMATIC株式会社 代表取締役 栗栖 俊治
・株式会社リバネス 教材開発担当者

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