イベントレポート EVENT REPORT
イベント概要

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2019/12/20

香りの超感覚体験を提供するキックオフイベント「Experience KAORIUM」開催レポート

2019年12月16日(月)・17日(火)の2日間、渋谷ヒカリエ 8/COURT(渋谷ヒカリエ8階)にて、香りの超感覚体験を提供するキックオフイベント「Experience KAORIUM(エクスペリエンス カオリウム)」を開催しました。

本イベントでは、様々な領域のパートナーとのオープンイノベーションを実現するための第一弾のプロジェクトとして開発された“香りと言葉の変換システム”「KAORIUM(カオリウム)」のコンセプトモデルを初公開。コンシェルジュによる説明と共に「KAORIUM」の世界観を体験いただきました。

1日目はプレス向け、2日目は一般向け(共創にご関心のある法人・個人等)として開催しました。ご予約は公開から数時間で満席となり、2日間に渡って大変多くのお客様にご来場いただきました。香りの価値に関心のある方の多さに大きな手応えを感じることができました。この場を借りて感謝申し上げます。本記事では、イベントの模様をご紹介します。

12/16 PRESS DAY

1日目のプレス向けイベントでは、代表取締役 栗栖俊治 よりセントマティックのミッションやKAORIUMの概要をご説明させていただきました。

6兆円と期待される香り事業。消費者はついてきているか?

香りの事業は、2025年には約6兆円規模と予想され期待されています。しかし消費者目線で考えると香りは目に見えず曖昧で、好きか嫌いか、いい匂いか臭いか、その程度で感覚が終わってしまうことが多いのではないでしょうか。他人と感じ方の違いがあるなど、生活に取り入れることの難しさがあると考えます。

もっと香りをわかりやすいものにできないか。香りを感じる感性を高めることができないか。そうすれば、香りを通して生活に彩りや豊かさをもたらすことができるのではないか?「香りの超感覚」はそのような考えを背景に生まれました。

「香りの超感覚体験」UXとITで「香り」をわかりやすい存在へ。

「香りの超感覚体験」とは、言い換えるなら、「香りから、今まで感じられなかったものが感じられるようになる体験」です。例えば、見えない香りが見えるようになるような感覚。好き嫌いだけでなく、いろんなイメージが頭の中に湧き上がる感覚。香りが頭の中で豊かな情景として広がっていくようなこれまでにない感覚。「なんとなく好きか嫌い」というこれまでの香りの感覚を超えて自分の感性へとつながることで、嗅覚の感度や解像度を高め、嗅覚の感性をアップデートさせることができます。

“香りと言葉の変換システム”「KAORIUM」について。

「KAORIUM」は、世の中に存在する様々な「香り」を「感性表現の言葉」に変換するシステムです。インターネット上にある様々な表現のビックデータを学習したAIが、香りが持つイメージを様々な言葉で可視化します。普段は漠然と感じていた抽象的な「香り」の印象を、ユーザー自身が感じた「言葉」と紐づけることで明瞭にし、「香りの超感覚体験」を生み出します。また「言葉」から「香り」を選び出すことができます。

セントマティックが目指すのは、感性豊かな未来。

私たちは、香り×UX(ユーザー体験)×ITを駆使した新しい価値を創出することで、さまざまな企業や人々と共創して「世界にあふれる香りを日々の豊かさとして感じられる未来」をめざします。応用範囲は、アート、感性教育、マーケティング、エンタメなど、極めて多岐にわたり、事業開発段階から数多くの企業・団体からの申し入れを受ける形で、すでに共創型プロジェクトが進んでいます。

スペシャルMCの馬場典子さん「KAORIUM」を初体験。

今回のイベントでは、スペシャルMCとしてフリーアナウンサーの馬場典子さんが登場。取材陣の前で「KAORIUM」のコンセプトモデルを実際に体験いただきました。

まず、好きな香りのミニボトルを1つ選び「KAORIUM」手前のセンサー上に置きます。すると、その香りを感性的に表現した言葉の相関図がパネル上に多数出現します。イメージに1番合うと思う言葉(例:「リラックス」)を選びタッチすると、その言葉に紐付く他の香りのミニボトルが光で示されます。

言葉を介して香りを選ぶ操作を繰り返すことで、好みの香りに共通する言葉が見えてきます。

最後には、好きな香りがどんな言葉で表現されるのか【選んだ言葉と香り】のリストや、【あなたの香りから見える景色】として、印象や情景を表す情緒的な一文が示され、体験の記録はカルテとして香りのサンプルと共にお持ち帰りいただけます。

体験後、馬場さんからは「“香り”が自分の中になかった言葉で表現できることで、香りの印象がとてもクリアになって新たな発見が生まれますね。」などのコメントや、「香りを通した体験が、食やショッピングだけでなく、教育という分野にも活用できることがこれまでにない新しい可能性としてとても楽しみですね。」とコメントをいただきました。

12/17 一般公開 DAY

2日目の<一般公開DAY>では、共創にご関心のある法人・個人の皆様にご参加いただきました。体験のお申し込みは公開後すぐに満席となってしまいましたが、見学だけでもと足をお運びくださる方も多く、感謝の気持ちでいっぱいです。

お越しくださった方々の業種は多岐に渡り、教育、広告、食品、飲食、農業、化粧品、洗剤、医療介護、通信、イベント、アート、地域創生などなど、本当に幅広い分野の方々が“香り”に関心を持っていらっしゃることを改めて実感することができました。

体験いただいた方からのフィードバックを一部ご紹介します。

  • 香り選びの「軸」が見つかった気がする。お店で選ぶときにあると嬉しい。
  • いつも選んでるものとは違うタイプの香りに出会えた。
  • 香りには縁がなかったけど、身近になった気がした。
  • 自分が求めているものや、「なりたい自分」が言葉に現れている気がした。
  • 初対面の人同士でも、お互いの結果を共有して盛り上がった。
  • “香りを読む” 体験によって、自分の深層心理を言語化されたような発見があった。
  • 性格診断や占いのような気軽さで香りを選べることはとても楽しいと思った。
  • 名前のわからない状態で、言葉から香りを選んでいく体験はとてもワクワクした。
  • お店でもAIが自分に似合う香りをセレクトしてもらえるサービスがあったら嬉しい。
  • これまでうまく言い表せなかった「香り」がたくさんの言葉と結びつくことで語彙力が上がり、豊かな言語表現に繋がるヒントになり勉強になった。

皆さんとても楽しんで体験してくださる姿が印象的でした。「KAORIUM」を通して「香りをより身近で豊かに」感じることに繋がったという手応えを感じています。

食 × 香り × KAORIUM コラボレーションのご紹介

今回発表させて頂いたコンセプトモデルはKAORIUMのポテンシャルの一つです。香り体験にとどまることなく、様々なシーンに広がっていけると考えています。 会場では具体的な事例として、「食」とコラボレーション。視覚的に「香り(風味)を表現する言葉」を見ながら味わう2つのプロジェクトの一部を体験いただきました。

<ダンデライオン・チョコレート様>
多様に異なるチョコレートの風味をKAORIUMで可視化するプロジェクト

<酒ソムリエ 赤星慶太様>
自分好みの日本酒やマッチする食材のペアリングを見つけるプロジェクト

ご試食いただいた方からのフィードバックを一部ご紹介します。

  • 自分の語彙力では「美味しい」としか言い表せなかったが、AIによって様々な言葉で表現されていて勉強になった。
  • ボードに書かれた言葉を「読みながら味わう」ことで、普段より味覚と嗅覚を研ぎ澄ませて「探るように深く味わう」ことができた。普通に食べると気付かない風味も、言葉をヒントにして気付くことができた。
  • 言葉と食の組み合わせは詩的でとても美しく、相性がいいと感じた。
  • 「KAORIUM」の仕組みをメニューに展開し、香りや風味をイメージする言葉を選ぶことで料理が出てくるレストランがあったらコンセプチュアルで楽しい食体験になると思った。

試食はとても好評で、皆さんじっくりと味わっている姿が印象的でした。とても有意義なフィードバックやアイデアをいただくことができ、コラボレーションくださった方々にも喜んでいただくことができました。

セントマティックでは、「直感」と「感性」と「言語化力」を養うことで、これからの時代に求められる能力の育成に貢献する可能性が期待でき、日本酒やワイン、コーヒーなどをより豊かに味わう体験をサポートできると考えております。今後も、感性教育、飲食、購買支援、エンタメなど様々なカテゴリーで香りと言葉をつなぐプラットフォームと体験づくりを、様々な事業領域のパートナーの皆様と協業しながら社会実装していきます。

「KAORIUM」のコンセプトモデルが提供する香りの超感覚体験は、下記のリンクからイメージムービーでもご覧いただけます。 「 KAORIUM by scentmatic 香りと言葉をつなぐ超感覚体験

今回お越しになれなかった方にも、少しでも会場の雰囲気が伝わりましたら幸いです。今後も時期を見てご体験いただける機会を設けて参りたいと考えておりますので、ぜひ今後ともご注目ください。

改めまして、この度は「SCENTMATIC株式会社」及び「KAORIUM」へご関心を寄せていただき、本当にありがとうございました。ご来場の皆様、そして様々な形でご協力くださった皆様に、スタッフ一同、心より感謝申し上げます。ありがとうございました!

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